PayPayカードの利用可能額は、カード会社が審査によって決定します。利用可能額が低い場合は、大きな買い物や旅行などの際に不便に感じることがあります。
この記事では、PayPayカードの利用可能額を増やす方法について解説しています。
この記事を読むことで、PayPayカードの利用可能額を増やすための条件や手続き方法を理解することができます。
また、増額申請が落ちてしまった場合の対処方法も紹介しています。ぜひ最後まで、読み進めてください。
PayPayカードの利用可能額を増やす方法
- PayPayカードの利用可能額が増額できる条件
- PayPayカードの増額手続きの方法
- 増額の申込みに必要な書類
- PayPayカードの利用可能額を増やすメリット
- PayPayカードの利用可能額を増やすデメリット
PayPayカードの利用可能額が増額できる条件
PayPayカードの利用可能額が増額できる条件は、以下の3つです。
- 入会後6ヶ月以上経過していること
- これまでの利用実績が良好であること
- 年収や勤続年数などの属性が良好であること
順に説明します。
入会後6ヶ月以上経過していること
PayPayカードの利用可能額が増額できるのは、入会後6ヶ月以上経過した方のみです。
これは、カード会社が顧客の信用度を測る上で、最低限の利用実績が必要と判断しているためです。
これまでの利用実績が良好であること
PayPayカードの利用実績が良好であることとは、以下のいずれかを含むことです。
- 毎月一定額以上の利用があること
- 遅延や延滞がないこと
- リボ払いや分割払いなどの利用実績があること
これまでの利用実績が良好であれば、カード会社は顧客の支払い能力を高く評価し、利用可能額を増額する可能性が高くなります。
年収や勤続年数などの属性が良好であること
年収や勤続年数などの属性が良好であることとは、以下のいずれかを含むことです。
- 年収が高いこと
- 勤続年数が長いこと
- 安定した収入があること
年収や勤続年数などの属性が良好であれば、カード会社は顧客の返済能力を高く評価し、利用可能額を増額する可能性が高くなります。
PayPayカードの増額手続きの方法
PayPayカードの増額手続きは、以下の2通りの方法で行うことができます。
- アプリから申請する
- 会員サイトから申請する
順に説明します。
アプリから申請する方法
- PayPayアプリを開く
- 画面下部の「メニュー」をタップする
- 「カード」をタップする
- 「ご利用可能枠の増額」をタップする
- 必要事項を入力して「送信」をタップする
会員サイトから申請する方法
- PayPayカード会員サイトにログインする
- 「ご利用可能枠の増額」をクリックする
- 必要事項を入力して「送信」をクリックする
増額の申込みに必要な書類
PayPayカードの増額の申込みに必要な書類は、以下の2種類です。
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票、給与支払明細書など)
順に説明します。
本人確認書類
本人確認書類は、申込者の氏名、住所、生年月日が記載されている書類が必要です。
具体的には、以下の書類が該当します。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 難民認定証明書
収入証明書
収入証明書は、申込者の年収を証明する書類が必要です。
具体的には、以下の書類が該当します。
- 源泉徴収票(直近1年分)
- 給与支払明細書(直近2カ月分)
- 特別徴収税額の通知書
- 所得証明書
- 確定申告書
なお、以下の条件に当てはまる場合は、収入証明書の提出が不要です。
- 入会後6ヶ月以内の申込み
- 申込時の利用実績が10万円未満
- 申込時の限度額が30万円未満
限度額を増やすと、返済額も大きくなる可能性があるため、無理のない範囲で利用するようにしましょう。
また、限度額の範囲内であっても、毎月の支払額を滞納してしまうと、信用情報に異動情報が登録される可能性があります。
PayPayカードの利用可能額を増やすメリット
PayPayカードの利用可能額を増やすメリットは、大きく分けて以下の3つです。
より多くの買い物やサービスを利用できるようになる
利用可能額が上がると、それだけ多くの買い物やサービスをPayPayカードで支払うことができます。
例えば、高額な家電や家具の購入、旅行やレジャーの支払いなど、これまでPayPayカードではできなかった支払いが可能になります。
ポイントを効率的に貯めることができるようになる
PayPayカードは、通常利用で1%のポイント還元を受けることができます。利用可能額が上がると、その分だけ多くのポイントを貯めることができます。
例えば、10万円の買い物をPayPayカードで支払うと、通常は1,000円分のポイントを貯めることができますが、利用可能額が2倍になれば、2,000円分のポイントを貯めることができます。
金利が下がる可能性がある
PayPayカードは、キャッシングやリボ払いを利用した場合、金利が発生します。利用可能額が上がると、金利が下がる可能性があります。
例えば、利用可能額が100万円の場合、金利が15%だったとしても、15,000円の利息が発生します。
しかし、利用可能額が200万円に上がれば、金利が10%に下がると、10,000円の利息に抑えることができます。
PayPayカードの利用可能額を増やすデメリット
PayPayカードの利用可能額を増やすデメリットは、以下の3つです。
- 返済負担の増加
- 利用状況の管理の難しさ
- クレジットカードの利用頻度の増加
順に説明します。
1. 返済負担の増加
利用可能額が上がると、その分だけ大きな金額を借り入れることができるようになります。そのため、返済負担も大きくなります。
例えば、利用可能額が10万円から20万円に増加した場合、毎月の返済額は2倍になります。また、支払い遅れや滞納が発生した場合のリスクも高まります。
2. 利用状況の管理の難しさ
利用可能額が上がると、ついつい買い物をし過ぎてしまう可能性があります。そのため、利用状況をしっかりと管理する必要があります。
利用状況を管理するためには、毎月の利用金額や残高を把握しておく必要があります。
また、クレジットカードの利用明細を定期的に確認することも大切です。
3. クレジットカードの利用頻度の増加
利用可能額が上がると、クレジットカードを利用する機会が増える可能性があります。そのため、クレジットカードの利用頻度をコントロールする必要があります。
クレジットカードの利用頻度をコントロールするためには、あらかじめ予算を決めておくことが有効です。
また、クレジットカードを利用する前に、本当に必要な買い物かどうかをよく考えることも大切です。
PayPayカードの利用可能額が増額できなかった場合の対処法
- PayPayカードの増額申請が落ちた時の対処方法
- PayPayカードの増額が厳しい場合の対策
- 増額申請時のよくある失敗例
PayPayカードの増額申請が落ちた時の対処方法
PayPayカードの増額申請が落ちた場合、次の3つの対処法があります。
- 審査落ちの原因を特定し、改善する
- 一定期間を空けて再申請する
- 他社カードを利用する
順に説明します。
審査落ちの原因を特定し、改善する
PayPayカードの増額審査に落ちる原因は、大きく分けて以下の3つです。
- 返済能力が不足している
- 信用情報に傷がある
- 申込内容に不備がある
審査落ちの原因を特定できれば、その原因を改善することで、再申請の際に審査に通る可能性が高まります。
返済能力が不足している場合は、年収や勤続年数、安定収入などの条件を改善しましょう。信用情報に傷がある場合は、完済や異動情報の消滅を待ってから再申請しましょう。
申込内容に不備がある場合は、必要書類の提出漏れや入力ミスがないかどうかを確認しましょう。
一定期間を空けて再申請する
PayPayカードの増額審査は、申込後約1週間で結果が通知されます。審査に落ちてしまった場合は、一定期間を空けて再申請しましょう。
一定期間を空けることで、信用情報に傷が反映されたり、申込情報が新しくなったりする可能性があります。そのため、再申請の際に審査に通る可能性が高まります。
具体的には、3ヶ月程度空けてから再申請するのがおすすめです。
他社カードを利用する
PayPayカードの増額審査に落ちてしまった場合は、他社カードを利用するのも一つの方法です。
他社カードの場合は、PayPayカードとは審査基準が異なるため、審査に通る可能性が高くなる可能性があります。
他社カードを利用する際には、審査基準や限度額などを事前に確認しておきましょう。
PayPayカードの増額が厳しい場合の対策
PayPayカードの増額が厳しい場合、以下の対策を検討してみてください。
1. 支払い実績を積む
PayPayカードの増額審査では、支払い実績が重視されます。そのため、増額を希望する場合は、まずは支払い実績を積むことが大切です。
具体的には、毎月の利用額を増やしたり、リボ払いや分割払いを活用したりすることで、支払い実績を積むことができます。
また、PayPayカードでは、利用額に応じてポイントが貯まる「PayPayカード STEP」というプログラムがあります。
STEPのランクが上がると、審査に有利になる可能性があるため、積極的に利用するのもおすすめです。
2. 年収を増やす
PayPayカードの増額審査では、年収も考慮されます。そのため、年収を増やすことで、増額の可能性が高まります。
具体的には、昇給や転職を検討したり、副業を始めたりして、年収を増やすことができます。
また、年収証明書を提出することで、年収を証明することもできます。
3. 他社カードの利用状況を確認する
PayPayカード以外のクレジットカードの利用状況も、増額審査に影響します。
他社カードで延滞や債務整理などの問題があると、PayPayカードの増額が難しくなる可能性があります。
そのため、他社カードの利用状況も確認し、問題があれば改善するようにしましょう。
4. コールセンターに相談する
PayPayカードの増額審査は、審査基準が非公開のため、なぜ増額が難しいのかを判断するのは難しい場合があります。
そのため、PayPayカードのコールセンターに相談することで、増額審査の状況や、増額を可能にする方法を教えてもらうことができます。
また、コールセンターでは、増額審査に必要な書類や、増額審査の再申し込みのタイミングなども教えてもらうことができます。
増額申請時のよくある失敗例
PayPayカードの増額申請は、審査に通れば利用限度額を増やすことができ、より大きな買い物や高額な支払いが可能になります。
しかし、増額申請をしても審査に通らないケースも少なくありません。
そこで、PayPayカードの増額申請でよくある失敗例を、結論から具体的に分かりやすく解説します。
1. 利用実績が少ない
PayPayカードの増額申請では、利用実績が審査の重要なポイントとなります。
利用実績が少ないということは、カードをあまり使っていないということであり、カード会社にとってはリスクとみなされます。
そのため、増額申請をする際には、少なくとも6ヶ月以上の利用実績を積んでおくことが望ましいです。また、利用頻度や利用金額も増やしておくと、より審査に有利になります。
2. クレジットヒストリーに傷がある
クレジットヒストリーは、クレジットカードの利用履歴や返済状況などが記録されているものです。
クレジットヒストリーに傷があると、カード会社は信用度が低いと判断し、増額申請を却下する可能性が高くなります。
具体的には、以下のようなものがクレジットヒストリーに傷をつけてしまう原因となります。
- 延滞や遅延を繰り返す
- カードの利用限度額を超えて利用を続ける
- 一度に高額な利用をする
クレジットヒストリーに傷がある場合は、増額申請をする前に、まずは延滞や遅延を解消し、利用状況を改善しておきましょう。
3. 年収や勤続年数が低い
年収や勤続年数は、カード会社が審査で重視する項目の一つです。
年収や勤続年数が低いということは、安定した収入があると判断されにくく、増額申請を却下される可能性が高くなります。
年収や勤続年数が低い場合は、増額申請をする前に、まずは収入を増やしたり、勤続年数を伸ばしたりする努力をしましょう。
4. 他社からの借り入れが多い
他社からの借り入れが多いと、カード会社は借金の返済に困っているのではないかと判断し、増額申請を却下する可能性が高くなります。
他社からの借り入れが多い場合は、増額申請をする前に、まずは借り入れを減らす努力をしましょう。
5. 信用情報に問題がある
信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴や返済状況などが記録されているものです。
信用情報に問題があると、カード会社は信用度が低いと判断し、増額申請を却下する可能性が高くなります。
信用情報に問題がある場合は、まずは問題を解決してから、増額申請をしましょう。
PayPayカードの利用可能額を増額する方法:まとめ
PayPayカードの利用可能額を増やすには、審査に通るための条件を満たすことが重要です。また、増額申請の際には、正確な情報を入力し、必要書類を提出しましょう。
この記事で紹介した方法を参考に、ぜひPayPayカードの利用可能額を増やして、より便利に利用してください。
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